英国 障がい者乗馬施設視察
英国 障がい者乗馬施設視察
英国における障がい者乗馬の現状を調査するためにスコットランドにて障がい者乗馬プログラムを提供するGlasgow Riding for Disabled Associationを訪れ、施設見学やスタッフへのインタビューを通して様々な気づきを得ることができました。
日時:2018年7月24(火)
場所:スコットランド グラスゴー Glasgow Riding for Disabled Association
参加者:松尾(研究員)
障がい者乗馬を支援する組織として世界中で活動を行うRDA(Riding for Disabled Association)が生まれた英国において、障がい者乗馬がどのような現状にあるのかを調査するために、英国にあるRDA施設の視察を行いました。視察を行なったGlasgow Riding for Disabled Associationは、スコットランドのグラスゴーを中心に障がい者乗馬プログラムを提供している施設となります。
施設見学やスタッフへのインタビューを通して、英国において障がい者乗馬がどのように行われているのか、どのような施設や用具、馬を用いて活動が行われているのかを学ぶことができ、有意義な視察となりました。特に印象的だったのは、障がい者乗馬に関わる資格制度と、その運営を支える州や地域ごとに組織された運営委員会がそれぞれの責任の範囲を適切にマネジメントしている点でした。さらに、その活動を支えるために全英で18,000人を超えるボランティアスタッフがこのRDAの活動に携わっているということで、寄付によって活動が行われている中で質の高いサービスを提供するには、適切な教育を受けたボランティアスタッフの存在が不可欠であり、活動を持続可能なものにしていくために避けて通れない課題であることを改めて認識しました。