海外より講師を招聘しての障がい者乗馬・ホースセラピー講習会
海外より講師を招聘しての障がい者乗馬・ホースセラピー講習会
公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会の主催にて開催された、ドイツからの講師を迎えた講習会に参加し、理学療法的観点や教育的立場からのアプローチなど、これまで知らなかった様々な知識を得ることができました。
日時:2018年11月17日(土)~2018年11月18日(日)
場所:栃木県 那須スポーツパーク(座学)/ 那須野々原ファーム(実技)
参加者:松尾(研究員)、馬術部部員 東(1年)、内窪(1年)
栃木県那須スポーツパークおよび那須野々原ファームにて開催された2日間の講習会に、馬術部員2名を含む3名にて参加を致しました。講師となったのは「DKThR(ドイツ治療的乗馬協会)」より招聘された「Corinna Wagner氏」、「Petra Hoffmann氏」の2名で、座学と実技を交えた内容を通して、実践的な学びを得ることができました。
1日目はCorinna氏による講習が行われ、主に理学療法的観点からみた障がい者乗馬へのアプローチについて、理論的な裏付けを交えながら解説をしてくださいました。実技講習の際には、日本ではあまり馴染みのない「ロングレーン」の手綱を用いた馬の動かし方やその利点、それぞれの馬の特徴が騎乗者に与えるメリットやデメリットなどについて分かりやすくレクチャーがあり、新しい学びが数多くありました。
また、2日目はPetra氏によって教育的な立場からの障がい者乗馬について講習が行われ、座学においては、「馬やポニーを使った早期介入方法」、「特別支援が必要な方や精神障害の方へのアプローチ」といったテーマでお話をいただきました。実技講習では、教育学的な乗馬レッスンを行う際の馬の役割の解説や、曳き馬の仕方、簡単な軽乗の体験などを行い、ドイツにて行われている馬を用いた療育について理解を深めることができました。